クリニック、病院では慢性的に人材不足の状態が続いています。その、現状について解説いたします。
人材確保難の現状
現在、多くの医療機関では、看護師さんを中心に人材が確保できないことを経営上の大きな問題として捉えられており、この傾向は弱まることはありません。
この原因の一つに、看護師基準の強化によって、特に大病院が看護師確保のため、将来にわたっての退職数を意識したうえで必要以上の人材を確保し続けたことで、中小の病院・クリニックがそのしわ寄せを受けていることがあげられます。
看護職を確保しようにも確保できないことで病院存続の危機に立たされているところも少なくなく、社会問題にもなっています。
実際に、地域においてもある程度知名度のある大病院ですら看護師さんの確保難によって病棟の一部を閉鎖したり、医師職の確保難も重なって病院をたらい回しにされたり、医師も看護師さんも確保できないことで医療が崩壊したと言われる地域が全国に数多く存在します。
しかし、一方では、こうした人材確保難といった状況が続く中においても、職員を募集すればそれなりの応募数があり、また定期的に人材を確保できている病院・クリニックが少なからず存在することも事実です。
このような人材確保にそれほど困らない医療機関では、人材確保難にあえぐ病院・クリニックと比べて人材確保に関する工夫が見られ、病院・クリニックのブランド力を高めながら求人戦術について臨機応変に対応している点に特徴がみられます。
当事務所では、まずは人材が離職することがないような対策をご提案させていただき、良い職場環境の整備のお手伝いをさせていただきます。そのうえで、新たな人材の確保についての対策もご提案させていただき、人材不足によって病院・クリニックの運営が影響を受けることがないように、お手伝いさせていただきます。
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TEL 059-253-7166
平日 9:00~18:00
人材確保のタイミング
看護師さんを採用したいと考え、具体的にアクションを起こすにはその求人をいつ出すかのタイミングが非常に重要です。
タイミングが求職をする側と求人をする側とで合わなければ、仮に求人誌などに求人広告を掲載したとしても全く反応がなかったりすることもあり、広告費用や求人広告検討にあたっての時間が全く無駄になってしまうこともあります。
そもそも看護師として働いている人の多くは、実際に医療機関の現場で多忙に勤務しているのが現状です。自宅で専業主婦として、職に困って探している看護師さんはそれほど多くは存在しません。
厚生労働省は、看護師としての資格を保有していながら実際に医療現場で働いていない人を潜在看護師と称し、その数は55万人いると公表していますが、現実的には他の職種で働いていたり、あるいは出産や育児、介護などをきっかけに医療現場を離れて何十年も経っている人も少なくなく、そういった人は基本的に求人のターゲットから外して考えていかなければなりません。
そうなると、多くの看護師資格を有している人は、現在ほかの医療機関において勤務中であることがほとんどであり、そういった人が退職をするタイミングに合わせて求人広告を掲載する必要があります。
例えば、通常では11月の途中で退職するよりも12月末まで在籍をしていればそれなりの賞与がもらえるため、12月末まで何とか働き、その前後に求職活動をするという場合が多く、11月よりも12月に求人広告を掲載したほうが比較的効果があります。
また、同じことが夏季にも当てはまり、また年度末で決算賞与がもらえるようなケースもありますから、こうした時期も同様です。
このように1年間のうち損得勘定で看護師さんが動く時期というものがあり、そういったタイミングを見計らって求人広告を掲載すると、人が動かない時期と比べて応募確率が高まることがありますので、注意をする必要があります。
当事務所では、病院・クリニックの採用支援も行っております。まずは、ご相談ください。
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